1882-1953 日本(山形県) 近代短歌を確立した歌人。開業医であった親戚、斎藤紀一のもとで(後に養子縁組)一高から東大に学び精神科医となる。一方、中学時代から和歌に興味を持ち、正岡子規の影響を強く受けて作歌に熱中する青年時代を送った。代表的歌集に「赤光」「あらたま」「ともしび」「白き山」など。「柿本人麿」ほか評論も多数。
Mokichi Saito
「春の雲かたよりゆきし晝つかたとほき真菰に雁しづまりぬ」 斎藤茂太鑑定シール付 「白桃」所収 桐箱
毛筆200字詰6枚完 佐藤佐太郎題箋 帖仕立 帙
「大き聖いましし山ゆながれくる水ゆたかにて心楽志も」 絹本 裏面に毛筆裏書「昭和五年十二月」 「ともしび」所収
斎藤茂吉
大2年/東雲堂書店 初版 カバー(上部傷み裏打)