「海老塚耕一・吉澤美香とモノ派」

4月10日より、

先日リニューアル致しました当ギャラリーにて

「海老塚耕一・吉澤美香とモノ派」を開催致します。

会期:2017年4月10日(月)~4月28日(金)

 

モノ派とは1960年代末頃から1970年代中頃にかけて起こった日本の戦後美術の中で最も大きな動向と言える芸術運動です。
関根伸夫、李禹煥によって提唱されたこの”モノ派”という運動は「多摩美系」と呼ばれる吉田克朗、本田眞吾、成田克彦、小清水漸、菅木志雄等、
「芸大系」の榎倉康二・高山登、「日藝系」の原口典之等の活動によって、哲学・思想などに強く結びつきながらその理論を深めていきました。
近年では2012年にロサンジェルスのBlum & Poeギャラリーで行われた、「太陽へのレクイエム-もの派の芸術」を皮切りに国外での再評価も高まり、
2014年にはヴェルサイユ宮殿にて李禹煥の展示が行われるなど改めてモノ派の作家達が注目されてきています。

今回はそんな「モノ派」と、その流れを受け継ぐ「ポストもの派」の作家たちを中心とした展示を行います。

 

◎海老塚耕一

現代美術家。「ポストもの派」の作家としても評価されている。彫刻家、版画家、多摩美術大学教授。父は画家の海老塚市太郎。
木、石、金属などを素材とした彫刻や、「水と風」をテーマにした版画など、自然と人の境界線や関係性などを追求した作品を制作。
映像作家・鈴木志郎康によるドキュメンタリー映画『極私的にEBIZUKA』(2001年)、『山北作業所』(2002年)がある。

◎吉澤美香

1984年多摩美術大学大学院修了。1982年より作品を発表。ハラ・アニュアル、サンパウロ・ビエンナーレ、東京都現代美術館、セゾン現代美術館などの多数の企画展に参加。
戸棚・椅子など身のまわりのモノや、アクリル・ポリプロピレンなどの工業製品に直接描いていく作品を制作。浮遊感のある生き生きした形態と軽やかな身体性が特徴。

 

 

 

 

   
   

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