企画展示「若林奮・加納光於・瀧口修造」 2017 10/14-11/6

会期:2017年10月14日(土)~11月6日(月)

展示作家:若林奮 加納光於 瀧口修造

 

ボヘミアンズ・ギャラリーでは、10月14日(土)より企画展として

若林奮・加納光於・瀧口修造の作品を展示いたします。

10月27日から11月6日まで神田古本祭りが開催されますので、
それに合わせて、古書や神保町に馴染みの深い3人の作家の作品を集めました。

作品の他にも書籍や版画集も多数展示致しますので、古書街での散策がてら是非お越しくださいませ。

 

  

  

 

若林奮 1936-2003 日本(東京都)
彫刻家。鉄、銅、鉛などの素材を使い、自然をモチーフとした思索的な彫刻を制作。
また700点の銅版画作品も制作している。
若林の銅板画作品は、銅版でフロッタージュを行うといった、通常の版画の枠を超えたさまざまな試みがなされているのが特徴。
武蔵野美術大学、多摩美術大学教授を務めた。

 

加納光於 1933- 日本(東京都)
東京、神田に生まれるが、病弱の為に10代後半を療養生活で過ごす。
1953年、19歳のときに独学で版画をはじめ、1955年に私家版銅版画集「植物」を出版。
同時期に瀧口修造にその才能を見出され1956年にタケミヤ画廊で初めて個展を開催する。
また、第3回東京国際ビエンナーレでは「星・反芻学」で国立美術鑑賞を受賞、以後内外の版画展に参加する。
1960年代には、金属板をバーナーで焼き版そのものを作品としたした「Mirror 33」や、「ソルダード・ブルー」、「反島状の!」などのメタルプリントを制作。
1970年代になると図鑑などから切り取られた断片的なイメージをコラージュやフロッタージュしていく作品を創る一方で、オブジェ作品の制作も行っている。
70年代後半からはデカルコマニーを利用したリトグラフの連作「稲妻採り」を中心に制作した。
1980年に初の油彩画展「胸壁にて」開催、その後は油彩画を中心としてインタリオなどの版画作品も精力的に発表している。
戦後日本美術思潮の孤高の先導者の一人。

 

瀧口修造 1903-1979 日本(富山県)
美術評論家、詩人、画家。戦前から日本におけるシュルレアリスムを牽引し、1960年代以降美術作品の制作も行う。
慶應義塾大学在学中、シュルレアリスムの影響のもとに実験的な詩を制作。
戦後、総合芸術グループ『実験工房』を主催するとともに、美術評論を数多く著し、日本の前衛芸術の精神的支柱となる。
マルセル・デュシャンやアンドレ・ブルトンなど海外の作家とも交流を持った。その他にもデカルコマニーの制作など、その活動は多岐にわたる。

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