1897-1946 日本(奈良県) 版画家。 関東大震災から復興を遂げモダンで華やかな顔を見せる一方で、戦時体制へと傾斜し、不安と閉塞感が強まっていた東京を風船のように放浪し、大都市の様相に幼少期の記憶や生活の理想などを重ね合わせて、夢と現実が織りなす木版画を制作する。 白と黒の簡潔した色使いと幻想的な世界観で人気を博し、内田百間や佐藤春夫の装丁も手掛けた。 対象的な存在であった棟方志功と共に、昭和の日本を代表する版画家。
昭12年/白と黒社 限500 棟方志功表紙 谷中安規木版「おろち」及裏表紙/恩地孝四郎「蝶」/山口進/前川千帆/畦地梅太郎/川西英他木版画 裏表紙に書入
昭7年/白と黒社 限500 谷中安規手摺木版画「少年時代」 関野凖一郎/下山木鉢郎/小林朝治/料治朝鳴他手摺木版6図(棟方志功欠) 川上澄生/畦地梅太郎/谷中安規他単色版画16図 シミ