1936- 日本(東京) 高校時代に、瑛九らのデモクラート美術家協会に入会、リトグラフの制作を始める。 1959年に東京芸術大学絵画科卒業。 60年代にはいるとワッペン型を反復したレリーフの制作を始め、62年の読売アンデパンダン展に出品し注目を集めた。 ワッペンシリーズには大理石を混ぜた石膏でつくった作品のほか、ドローイングやエンボス、プリントなどがある。 63年、日本国際美術展で優秀賞を受賞。 65年渡米、建築や都市計画に関心を移し、アメリカと日本でエコロジカル・プランニングを手掛ける。 1968年、グリーン・カードを取得、1972年ペンシルベニア大学大学院修了。 エネルギーなど環境芸術を学び始めてから作風は大きく変換し、バイオや地質や気象など環境を構成している情報と色彩や形といったアートの伝達ツールを重ね合わせた。 その後、M・ポール・フリードバーグ環境設計事務所、ニューヨーク市公園課などにプランナーとして勤務。 91年、目黒区美術館で個展開催。再び美術家として制作活動を再開。 2007年、東京都現代美術館にて個展「サマー・ハプニング」開催。 2000-09年まで越後妻有アート・トリエンナーレに参加、信濃川をテーマとした野外作品を発表。 広く「環境」をテーマとしながら、現在再び精力的に芸術活動を行っている。
1958年/ 水彩 紙 watercolor on paper サイン、タイトル、年記 21.5×33 額41×52.5